【活動報告】「曳舟まちかどミュージアム」新たな特別企画とともに和気藹々と

博物俱楽部は8月29日(土)、コミュニティスペース「ノウドひきふね」(墨田区東向島)で「曳舟まちかどミュージアム」を開催しました。

今回は新たな試みとして特別企画「トリケラ、掘ろうぜ!」と公開実験「プルシアン・ブルー合成」を実施しました。
あいにくの天気となりましたが、博物をテーマにもりあがるのどかな午後のひとときとなりました。

スタッフも参加者も垣根なく「自分の好き」を追求できる博物館的な魅力のある場を街中に作りたい……そんな思いで今年から始まった「まちかどミュージアム」は、だんだんと私たちの中でもイメージが固まってきました。
今回はこのイベントを最初に開催したノウドひきふねに帰ってきました。各地で開催しているワークショップやパスファインダーとともに、実験的な取組みにも挑戦しました。

今回の新たな試み、ひとつめは「トリケラ、掘ろうぜ!」です。
博物倶楽部は2026年の4月から「Gakkenの科学と学習&図鑑アンバサダー」として活動しており、Gakkenさんのキットを活用したワークをも実施してきました。

今回取り上げたのは、「恐竜化石発掘キット」。
国立科学博物館で展示されている、世界的にも保存状態の良いことで知られるトリケラトプスの標本『レイモンド』のレプリカを自分で発掘してみるキットです。

こういう体験キットはめちゃくちゃ面白いのですが、意外と「いつやろう?」というタイミングを見失うことってありませんか?何を隠そう、私がそうでした。笑
今回はそういう方たちをターゲットに、「折角なら一緒にやりませんか?」をコンセプトとして企画しました。

これまでの博物倶楽部は事前に準備やお試しを重ねて作りこみ、当日は完成したワークを提供してきましたが、まちかどミュージアムという新たな枠組みの中では「どうするとベストだろう?」ということを、スタッフと参加者で一緒になって模索するのを目指しています。

Gakkenさんのキットは完成されているので、そうした意味で非常にあそびがいがあるということを今回改めて認識しました。

またもう一つの特別企画として、公開実験「プルシアン・ブルー合成」にチャレンジしました。

「石から絵具をつくろう」以来、顔料や染料に関するワークを開拓している私たちにとって、予想だにしない製法で青を作ることができるプルシアン・ブルーはとても魅力的な素材です。
こちらは事前実験も行いつつ、イベントとして負荷の少ないかたちで再現できるか?ということを目指して試みたものでした。

残念ながら今回は、最終的に万全な状態のプルシアン・ブルーを作ることはできませんでした。
しかし、これは実験の醍醐味なのです。
途中でさまざまな仮説を立て、その場にいる人同士で議論しながら、「どうしたらうまくいくか」を一緒に考える……こうした瞬間を提供できることが、博物俱楽部が今後目指していく面白さでもあると思っています。

担当者にとっても新たなデータを取る機会にできたということで、次回こそ成功できればと思います。

こうした応用編とともに、ふらっと立ち寄った方が楽しめるワークやパスファインダー、本&博物館の紹介も、もちろん今回も実施しました。
興味の度合いも方向性も様々な人たちが集まってそれぞれに楽しめる――それこそが、まちかどミュージアムで目指しているものです。

博物倶楽部は、これからいろいろな場所でも「まちかどミュージアム」を展開していきたいと思っています。
「是非やりませんか?」というお誘い、お待ちしております!

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