博物俱楽部は9月15日(日)、ギャラリーキッチンKIWI(中央区日本橋本町)で「第2回大人のサイエンス・ラボ 日本橋」を開催しました。
第2回目となる今回は、新しいプログラム「ハクブツムシ プラス」と、人気の「チリメンモンスターを探せ!」を入れ替え2部制実施。どちらも情報解禁と同時にたくさんの反応を頂き、ほぼ満席で開催することができました。
博物館学芸員の仕事を追体験「ハクブツムシ プラス」
1部で実施した「ハクブツムシ プラス」は、博物館学芸員の仕事を追体験するプログラム。これまでも短時間の内容で提供してきたのですが、今回は大人向けにディープな内容に更新!
「あなたはとある博物館の生物担当の学芸員。今日は見たことのない生き物の標本を前にすることになりました……」そんな問いかけからはじまりました。多くの人にとっては“展示を見る場”である博物館で、学芸員がどのように資料を扱っているのかをシミュレーションを通じて学びます。
「大人に対しては、細かい指示はしません!」という講師の言葉に最初は戸惑いのどよめきが起こりましたが、参加者同士相談しながら和気あいあい、熱量はどんどん高まり会場には一体感が…!
最後には参加者同士、1日のワークの集大成を展示しながら交流していただきました。
探すだけでは終わらせない”大人の”「チリメンモンスターを探せ!」
2部は「チリメンモンスターを探せ!」を実施。大人のサイエンス・ラボでは2回目の実施となりますが、今回も参加者の皆さん時間を忘れるほど楽しんでくださいました。
ともすれば「チリメンモンスターを探す」だけでも満足してしまいがちなこのプログラムですが、大人のサイエンス・ラボではそうはさせません(笑)
定番になった最初のワークはみんなが驚き、大苦戦。そんな楽しい思考から始まる大人のチリモンの世界は、今回もかなりディープでした。
また今回は、チリモンワークショップ発祥のきしわだ自然資料館から風間美穂 学芸員もご視察に!特別に解説もしていただくなど、贅沢な回になりました。
今後も企画中「大人のサイエンス・ラボ」
大人のサイエンス・ラボを開催してみると、大人の皆様の熱量に驚かされます。
博物俱楽部では、これまで通りお子さまや親子を中心に広く体験の機会をご提供していくとともに、あふれんばかりの大人の好奇心にお答えするリッチプログラムも定期的に企画してまいります。
公式サイトやSNSでご注目いただければ幸いです。
【今回の講師紹介】
「ハクブツムシ プラス」講師
今回「ハクブツムシ プラス」の講師を務めたのは、博物俱楽部代表の島津斉明です。
学生時代から博物館学に関心を持ち、都内の博物館でボランティアを行う。博物館を離れたのち、在野のボランティア団体 博物倶楽部を結成、プログラム作成やありとあらゆる雑務を担当。好きな博物館はトゥールーズ自然史博物館。
「博物館のお仕事全体を俯瞰しながら、具体的な作業がイメージできるワークを目指しました。体験された方の博物館の見方が変わるといいなと思います。」
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「チリメンモンスターを探せ!」講師
今回「チリメンモンスターを探せ!」の講師を務めたのは、博物俱楽部 魚類担当の久保徹郎です。
学生時代に魚類の食性について調査・研究。現在は水産関係の仕事をしながら、博物俱楽部でチリメンモンスターのプログラムを担当。好きな魚はカタクチイワシとクサヤモロ。
「今後も身近な魚類を題材に、博物倶楽部なりにアレンジしてイベントができればと考えています。皆様のご参加お待ちしています。また、関係博物館・水族園・漁業団体の皆様、引き続きご指導・ご鞭撻をよろしくお願いします。」